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【死ぬほど読書】感想|読書で自分の軸を作る

死ぬほど読書 (幻冬舎新書) [ 丹羽宇一郎 ]

価格:858円
(2022/2/7 16:38時点)
感想(2件)

こんにちは。

今回は丹羽宇一郎・著「死ぬほど読書」の感想です。

 

著者の丹羽宇一郎(にわ ういちろう)氏は、伊藤忠商事の会長・社長、民間出身で初の中国大使に就任した経歴がある。経験豊かでとても豊富な知識をお持ち。
書かれている言葉には深みがある。ときに辛辣なことも書かれるが「その通り」と納得感のある説明であり、文章はとても読みやすい。

 

「死ぬほど読書」のあらすじ

読書がもたらす効能、どんな本を読むべきなのかなど、読書についての考えが書かれています。
時に自身の経験・知識に基づく人生論、リーダー論から織りなす言葉は強い納得感があります。

読み手のことを考えて書かれた文章がとても読みやすいです。

読書は人との出会い

本書の中で

読書は人(著者)との出会いである。

といいます。

自分の内面に向かってその人(著者)の声を響かせているのです。

そういう意味で読書は「一人で行う」が「孤独」ではありません。

 

読書で自分の軸を作る

読書は心を自由にしてくれます。読書によって考えが練られて自分の軸ができれば、「空気を読む」必要なんてないのです。自由に思考したり行動したりできます。

読書は単なるインプットだけではありません。読書を通じて、多くの人(著者)と出会い、自分の軸を作って太く強くしていきたい。

他の読書術本との共通点

他の読書術の書籍と同じような記載が以下。
逆に言うと読書をするうえではそれだけ大事だということです。

  • 買う時には目次を読む
  • 古典は大事
  • 本はラインを引いたりメモを取ったり、汚すことを厭わない
  • 本にお金は惜しまない

 

 

最後に、私が本書の中で最も印象に残った一文を。

人生というものは、問題があって当たり前。問題のない人生など、どこにもない。問題がなくなるのは、死ぬときです。

(中略)

問題があるということは、懸命に生きている証です。
困難な問題に直面した時に必要なのは、その状況を冷静に見つめながら、前向きに考える謙虚さです。過信や自己否定がそこにあってはいけない。

「第5章 読書の真価は生き方に表れる」より

どんなに苦しいことがあっても、それは試練。
試練に正面から立ち向かえば、知恵と力が湧いてくる。その、源泉となるのが読書と経験なのです。

そんな言葉が書かれる本書は、生きる力を与えてくれます。

死ぬほど読書 (幻冬舎新書) [ 丹羽宇一郎 ]

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