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こんにちは。
今回は丹羽宇一郎・著「死ぬほど読書」の感想です。
書かれている言葉には深みがある。ときに辛辣なことも書かれるが「その通り」と納得感のある説明であり、文章はとても読みやすい。
「死ぬほど読書」のあらすじ
読書がもたらす効能、どんな本を読むべきなのかなど、読書についての考えが書かれています。
時に自身の経験・知識に基づく人生論、リーダー論から織りなす言葉は強い納得感があります。
読み手のことを考えて書かれた文章がとても読みやすいです。
読書は人との出会い
本書の中で
読書は人(著者)との出会いである。
といいます。
自分の内面に向かってその人(著者)の声を響かせているのです。
そういう意味で読書は「一人で行う」が「孤独」ではありません。
読書で自分の軸を作る
読書は心を自由にしてくれます。読書によって考えが練られて自分の軸ができれば、「空気を読む」必要なんてないのです。自由に思考したり行動したりできます。
読書は単なるインプットだけではありません。読書を通じて、多くの人(著者)と出会い、自分の軸を作って太く強くしていきたい。
他の読書術本との共通点
他の読書術の書籍と同じような記載が以下。
逆に言うと読書をするうえではそれだけ大事だということです。
- 買う時には目次を読む
- 古典は大事
- 本はラインを引いたりメモを取ったり、汚すことを厭わない
- 本にお金は惜しまない
最後に、私が本書の中で最も印象に残った一文を。
人生というものは、問題があって当たり前。問題のない人生など、どこにもない。問題がなくなるのは、死ぬときです。
(中略)
問題があるということは、懸命に生きている証です。
困難な問題に直面した時に必要なのは、その状況を冷静に見つめながら、前向きに考える謙虚さです。過信や自己否定がそこにあってはいけない。「第5章 読書の真価は生き方に表れる」より
どんなに苦しいことがあっても、それは試練。
試練に正面から立ち向かえば、知恵と力が湧いてくる。その、源泉となるのが読書と経験なのです。
そんな言葉が書かれる本書は、生きる力を与えてくれます。
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